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  • 母貝育成 | 株式会社 西海養殖技研

    母 貝 育 成 〇近年の夏場における種苗貝の大量斃死について ※「大量斃死」と「異常斃死」の概念は異なる   「大量斃死」とは「大量」に斃死減耗した状態 数量的 概念  「異常斃死」とは「異常」に斃死減耗した状態 比較する対象により以下の2点に分かれる       :「同一貝種」 の時系列(過去) と の比較 過去の生残率に比べ斃死率が異常に高い       :「周辺貝種」 の時系列(現在) での 比較 周辺の生残率に比べ斃死率が異常に高い ※「斃死要因」は (先天的要因) と (後天的要因) で異なる (先天的要因) 近年の高水温期間の長期化に起因する「環境対応力」 の不足 が要因 採苗要件で天然と人工で異なる   「天然貝」:「遺伝形質の変化」 (自然界における人工貝との自然交雑などで変化)  「人工貝」:「近交弱性」 過度な選抜育種による種としての環境対応能力「幅」 の狭小化 交配個体数の基本無視       :「業績優先」 タンク内での淘汰選抜(受精率・分割異常・成長異常)を軽視 販売時点の貝数を優先 (後天的要因) 頻繁に斃死発生する場所:「区画漁業免許」 設定時に比べ変動している可能性が高い   「異常気象」(高水温・低水温・低比重・貧酸素:垂下層に至る高水温による貧酸素水塊形成)  「人為的な操作ミス」(密植・付着物による収容器の通水阻害・過度な洗浄作業)要:高水温に対応する作業変化 ※「採苗生産の3つの事業形態」  「種苗生産」は「養殖結果」と解離してはならない   「一貫メーカー」 ( 種苗・養殖・加工・販売)は常に採苗に逃げ場の無い結果がフィードバックされる       ・安定した事業成立を前提とした「計画生産」 に伴う「系統管理」 と「継代保存」 は必須の基本要件        ・事業規模が大きく成る程、事業成果に直結した採苗段階からの連携コントロールが必須     「民間種苗販売会社」 は受注種苗を販売した段階で事業が成立 ・販売先の養殖成果(業者責任)とは解離       ・販売する種苗に系統は存在するが、「系統管理」は採卵母貝入手先 まかせで、養殖データの連携は無い       ・購入する養殖業者の自己責任で系統貝種を選定するが、自社漁場特性とのマッチングは期待出来ない  「公共機関」 は事業計画された配布数量達成で事業評価が成立 ・配布先の養殖成果(業者責任)とは解離       ・地元養殖業者からの採卵母貝の入手が主で、系統・継代ともに養殖データの連携は無い 〇「真珠養殖における優良母貝とは? 」 ①斃死率の低い貝  ※斃死率(生残率)については、「母貝養殖」産業段階と「真珠養殖」産業段階がある   「母貝養殖」 :母貝(重量)で事業成立 目的:「大きな貝」を如何に効率良く( 斃死なく)生産するか        :功利優先で自然の生理メカニズムを軽視する傾向(採苗技術の進歩:陸上水槽内)外の育成漁場とのズレ  稚貝 :温暖化に対抗する高水温耐性:近交弱性による弊害(選抜過多による生存バンドの狭小と均一化=大量斃死)     :先天的要因→人工採苗におけるの系統(交配:採苗個体数・継代:系統保存)が確立・後天的要因を排除    :早期採卵→大珠志向から大きな貝のニーズが増大→「早期採卵」傾向(冬場の採卵母貝の成熟漁場を開拓)  「真珠産業」 :真珠(重量・サイズ)で事業成立 目的:「大きな真珠」を如何に効率(斃死なく)良く生産するか        :挿核施術後の斃死率増大 高水温ばかりではない使用母貝の弱体化( 抗 ウイルス耐性を含む)        :優良母貝  母貝生産段階で淘汰選別 核入れ後に減耗しない強い体質の貝で事業スタートは必須  ※過去に厚巻きを期待して挿核用母貝を選抜育種 結果は珠の巻きではなくポリキータによる斃死激減(治癒貝として生残)    成貝 :殻の厚い貝:ポリキータ穿孔による斃死が少ない=真珠質分泌力が高く真珠層で穿孔キズを巻き込み治癒痕 穿孔性多毛類ポリキータ 穿孔穴を真珠質で補修 閉殻筋部は本来は致命傷 治癒痕 ②優良真珠の出現率が高い貝   巻き :真珠質分泌量が多い:珠質=珠が厚く巻く  貝種別の評価:真珠質分泌量の数値化     :使用核サイズの統一による真珠質分泌数量の数値化(巻厚ではなく、真珠質分泌体積総量の原核体積比増重%率 ) 使用原核サイズの統一 出来た真珠の直径計測 厚巻きの真珠 原核に対する積層真珠質    ※出来た真珠の真珠質分泌量を数値化、貝種毎にグレーディング、選抜育種の資料とする。 (大サイズは巻かない✖) (過去に徹底した採苗段階の淘汰育成で沖出し後 当年物87% 越物74%の浜揚げ生残を経験)   色目 :唯一の遺伝形質である黄色色素の出現率が揃った貝 厚巻きは明度が低下 干渉色に必要な数値  ※ 黄色色素測定時、特定の波長の光線を照射して、強調された反射光を測定する事で、検出数値を強調し選抜 測定ウインドウ設定 曲面対応プログラム B強調光源による黄色色素 黄色色素含有度合いの数値化  ※ 細胞貝採卵時、貝殻の黄色色素含有度合いを色彩計により数値化、個別切出し法で採苗、作出した細胞貝を使用 上:白色系  下:金色系 黄色色素の少ない系統 黄色色素が多い系統 左:白色系 右:金色系 ③人為的な成長疎外を受けていない貝  育成:適性数量(成長を見越した1篭当りの収容入数による密植防止)         (特に殻体成長が著しい沖出し初期) 小サイズ=粗密に付着 成長に伴い密植傾向 15㎜前後でほふく移動鈍化 密植を解決する為に分殖 ※従来の沖出し状況:購入時の付着器を極小網地カゴで沖出し→頻繁な清掃:網替え・人力の採取・分殖(高水温時)    :通水保全(付着物による収容器内の餌料環境の悪化=高水温時の酸素欠乏 )         (摂餌時条件の良い篭内部壁へ拡散付着を防止:貝自らが通水阻害要因となる ) 台形篭 40メッシュ ブラックリーフ沖出し 沖出し後10日 網篭壁面に移動    :付着拡散(成長に伴い殻体安定を求め、貝自らより硬い付着基盤を求め付着器上でほふく移動) シェルベース(柔かい) 70%遮光ネット 成長に伴い不安定 硬い枠金に移動 シリコン付着防止効果の活用 ①沖出し篭網地への付着珪藻などによる目詰まり防御 = 通水確保 稚貝自体も網地内面に付着拡散すれば阻害要因 ② 稚貝の成長に伴い、より安定した付着基盤を求め、自ら付着基質上をほふく移動拡散 = 人手による採取不要 ③室内採苗器から全ての貝が育成用の分殖器へ移動、付着基盤上を成長した貝から移動(付着器を芯 ➡ 均一な摂餌環境) ④収容器内部への移動拡散が制限 分殖器を芯とした強制付着 貝自ら移動間隔を調整 移動完了した付着器を別篭に分殖 ⑤分殖時に篭内部に拡散付着した稚貝を剥離採取する必要が無い  夏場高水温時の衰弱種苗貝には致命傷となる時期がある ⑥挿核作業時期(繁忙期)と重なる稚貝育成必須の分殖作業からの解放 「分殖作業」が省略  ➡ 大幅な省力化 採苗器(浮遊幼生の着底用付着器)➡ 敢えて柔らかく不安定な素材を使用 シェルベースなど 分殖器(付着幼生の移動先分殖器)➡ 成長 ➡ 貝自ら安定した硬い基質へ移動拡散を助長 ブラックリーフなど ※採苗器を分殖器でサンドイッチしてシリコン防汚した収容器で沖出し ➡ 斃死軽減+大幅な省力化    :集塊防止(付着器を芯とした均一な環境により貝同士の付着による物理的な成長阻害を防止)         (均一な付着環境による生産サイズの平均化) 篭網防汚=網への付着防止 成長差により大小混在 付着器を芯として付着拡散 大サイズの貝から移動拡散 貝自ら立体的に移動拡散 貝同士の付着による変形防止 貝自らの移動拡散で平均化 高密度飼育の弊害防止  抑制 :抑制篭による抑制コントロール時の精度と効果の均一性 工事中 ④挿核に適した内部構造を有した貝   挿核 :核入れ空間の大きさを持つ貝 使用核サイズの均一性:適正核サイズの選定容易    :閉殻筋サイズ 雑種強勢狙いの 中東系(環境変化対応のため大型)と国産種との交雑は要注意  採苗 :作出目標の内部構造を設定し、採卵時に個別剥身により選別、生殖巣切出し法により選抜採苗     閉殻筋の適性サイズ 工事中 工事中 工事中 工事中 〇「雑種強勢」 について 「アラブ系」 ・バーレーン バーレーン王国 ( Kingdom of Bahrain) 2013 調査訪問 アコヤ 「第1回 Bahrain 天然真珠 資源調査」 一般財団法人 日本国際協力センター (JICE) 2013     課題名ー「Bahrain天然真珠産業再生プロジェクト」 Bahrain Mumtalakat Holding Company B.S.C. 世界遺産指定に伴う資源調査として現地天然真珠漁場を調査 潜水して漁場観察・母貝採取・試験剥身 実態調査 資源枯渇傾向 貝資源量の実態把握と原因究明 日本種に比べ高水温下で生存、貝殻(特に真珠層)が厚い(3㎜)、ウニによる食害(餌不足によりアコヤ貝殻表層の付着珪藻摂餌)稜柱層ごと齧る為、下地の真珠層が露出、露出部分の真珠層は穿孔性の生物(カイメン・多毛類)の侵入が容易、生存する為には真珠質の分泌で修復が必須 結果生き残った真珠質分泌量の多い貝による繁殖が繰り返され、厚い貝殻が現地特有の形質として固定と推察  ・ラアス・アル=ハイマ アラブ首長国連邦(Ras al-Khaima) 2013 調査訪 アコヤ・シロチョウ・クロチョウ     課題名ー「Ras Al Khaimah,U.A.Eに於ける真珠養殖実態と養殖技術の調査」RAK PEARLS訪問 ・アブダビ アラブ首長国連邦( Emirate of Abu Dhabi)1992 調査訪問 アコヤ 「日本国内系」 「あこや稚貝の中間育成技術」省力化 平均化 斃死対策 ※ 初期段階からサイズを揃える事により、貝自らの移動拡散嗜好の助長に繋がり、成長効率が高くなる。 〇中間育成時の付着物防御(付着器+収容器極細網目の防汚による好適付着流速コントロール) 工事中

  • 食害対策 | 株式会社 西海養殖技研

    食 害 対 策 〇 食害対策 (Countermeasures against feeding damage) 「食害生物」 ①養殖初期(種苗) ・ 発生時期 と 生息場所 の重なる魚類(クロダ イ・ブダイ・アイゴその他稚魚)・貝類(サツマボラ・ニシ類などの巻貝)・甲殻類(カニ・エビ)による「 種苗貝の 食害」が深刻化 。 アイゴ サツマボラ イシガニ アミメハギ テングニシ(種苗時) イシガニ 食害防止メッシュ メジナ アカニシ(種苗時) アミメハギ食害防止メッシュ オヤビッチャ ウミニナ ②養殖後期(成貝) ・生息場所の重なる肉食系の魚類(クロダ イ・イシダイ・ブダイなどの成魚)・肉食系の貝類(サツマボラ・ニシ類などの巻貝)・甲殻類(イシガニ)・タコ類(マダコ) による 「成 貝の 食害」が深刻化 。 (高水温や比重低下などによる主要な餌料枯渇に起因) ・ ヒラムシ(扁形動物 渦虫綱 多岐腸目類)は斃死貝発生時に誘引蝟集し被害大 ・ポリキータ(穿孔性多毛類)は殻体外部の稜柱層剥離部分や外部露出刃先から侵入 クロダイ ポリキータ ヒラムシ イシダイ イワガキ 穿孔痕 シングルマガキ食害 ナルトビエイ腹側 アコヤガイ 穿孔痕 シングルイワガキ食害 ナルトビエイ背側 タイラギ 侵入痕 カルチマガキ食害 浸透圧差で殺傷駆除(カキ類: ポリキータ・ヒラムシ・サツマボラ) ※薬剤を使用しない、濃塩水と淡水の浸透圧差のみを利用した「環境保全型」の駆除技術 種苗貝段階 マガキ カルチ採苗器 淡水処理(淡水全換水orかけ流し 1時間)500L 30連×10本 成貝段階 淡水 ➡ 濃塩水 ➡ 淡水 浸漬、より大きな浸透圧差を作り出し、短時間で駆除効果を高める 物理的な食害防御(カキ類:クロダイ・イシダイ ナルトビエイなど) 従来方法 「裸吊り」 カルチ方式   イワガキ種苗(人工採苗・付着器=ホタテ貝殻) 針金通し 沖出し30日目 撚りロープ 沖出し30日目 食害対策 「網篭養殖」の導入 カルチ方式   イワガキ種苗(人工採苗・付着器=ホタテ貝殻) 防汚 「角」 沖出し篭 沖出し後30日目 防汚 「丸」 沖出し篭 沖出し後30日 ※食害対策 注意点「種苗歩留り向上による弊害」 食害防止ネット導入によって、付着盤上の生残数が増加するので、事前に「密植」にならない様に対策が必要となる。 ※従来の食害減を想定した「厚種」でスタート ●「厚種」: 密集して付着 ➡ 成長すると貝同士の重なりが多い ➡ 収穫脱塊時の形状は歪 食害が無、生残数が多「密植」事前淘汰必須 沖出し後 120日目(殻長35㎜)食害無し ※食害防止による密植を想定して、「薄種」でスタート ●「薄種」:事前にタンク内で粗密に付着 ➡ 貝の重なりが無く、成長と形状が改善 ➡ 脱塊時までの成長促進 採苗付着器(ホタテ貝殻) 食害防止網 沖出し後3日目 粗密に見えるが適性密度 (極小サイズでの早期沖出し ➡ 室内飼育期間の短縮 ➡ 餌料環境改善 ➡ 成長促進 ➡ 平均化・大型化) 沖出し後60日 沖出し後 120日 サイズと形状が平均化されている為、脱塊以降の養殖操作性が高い。 対策資材-裸吊用の食害(クロダイ)防止「ネット」 表裏5 貝をオフセットして強制付着、1連×10枚で計100貝を一吊りとして、食害防止ネットでカ バーして垂下養殖。 強制付着 10枚×1連セット 1ヵ月経過 3ヵ月経過 6ヶ月経過 マベガイ養殖においてナルトビエイ食害対策として開発した食害防止ネットをイワガキの クロダイ食害 対策に転用。 対策資材-裸吊用の食害(イシダイ)防止「金網」 イワガキ1年貝を裸吊で沖出し直後、大型イシダイによる食害で全滅、イシダイ対策として金籠で食害防御 粉体塗装金網 10枚×4連 1ヵ月経過 3カ月経過 8ヵ月経過 ヒオウギ天然採苗コレクターの食害防御用に開発したガード金篭をイワガキの イシダイ食害 対策に転用。 対策資材-シングルシード育成篭の食害(クロダイ)防止「防汚網篭+防汚食害防止網蓋」 イワガキ種苗(人工採苗)イワガキが網篭に付着しない様に網篭をシリコンで防汚処理 フラプシー育成 60日育成 90日育成 150日育成 対策資材-アカガイ種苗の食害(アイゴ)防止「食害防止防汚外網」と「沖出し篭用 防汚網蓋」 ※浮遊幼生着底初期の極小サイズでの早期沖出しが目的。 「放流事業成功の必須条件」:①絶対的な放流量 ②大型サイズでの放流 ③持続可能な安価な生産コスト 〇陸上飼育期間の短縮が生産数向上の最大命題(飼育期間中は大量の餌料が必要➡飼育餌料の生産力=種苗生産能力) 〇早期沖出しの弊害:食害魚の繁殖期と重なれば防御網内に侵入する稚魚も小さいので、防御網内で食害しながら成長 ※食害稚魚の駆除:推奨は篭替え 短時間の干出は有効だが死魚の除去が必須 防汚 極小目合い外網 沖出し篭+食害防止蓋 篭内部で食害魚も成長 付着藻類が食害を誘引 対策資材- アサリ種苗 食害防止用「被せ網」(ワンオフ品) クロダイ対策 ※食害防止被せ網へアオサなどの藻類が付着繁殖すると、降雨期に比重低下で白腐れしたアオサが海底表面に密着し、物理的密閉を起こし、酸欠による大量斃死貝に繋がっていたが、網地に貝に無害なシリコン塗料を含浸する事で付着防御が可能となり、アオサが付着した被せ網が原因となる斃死を軽減する事が可能となった。 防汚PEラッセルネット 防汚PEゴルフネット 設置性と耐久性とリサイクル性を高めた加工品 被せ網の構造改良により、防汚再生、設置簡素化、耐久強度を含め、リサイクル性を高め、導入コストが回収し易い。 対策資材- タイラギ種苗 侵入防御用「楯網」(ワンオフ品) ナルトビエイ対策 ※ノリ漁場と隣接する為、網の付着物対策には、「化学的」な忌避剤を使用しない事が条件、弊社独自の「物理的」な撥水性を持ったシリコン塗料を含浸させる防汚技術を転用し、漁場環境の保全に配慮しながら、 付着物抵抗による波浪時の網の倒壊防止 が対応可能となった。 対策資材- 食害防止用 防汚処理 「網蓋」例 対策資材- 食害防止用  トリガイ・アカガイ・アサリ・サルボウ  工事中 ポリキータ(穿孔性多毛類)侵入による症状例 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 ヒラムシ(扁形動物 渦虫綱 多岐腸目類)による食害 扁形形状を生かし、開口部分から内部侵入し、内部組織を直接食害 遊泳能力が有り伝播拡散力が大きい ポリキータ(穿孔性多毛類)+稜柱層剥離によるブリスター

  • 業務概要 | 株式会社 西海養殖技研

    業 務 概 要 「研 究 開 発 」 1.「技術開発」(効率化・省力化) 「養殖実務」における効率化・省力化を目的とする「自動機器の導入」を、ユーザーの見地から、フィールド(自社実験場)テスターとして、実施検証して、実戦的な「使用ノウハウ」を構築しています。 種苗生産(高密度飼育) 付着対策(吹付防汚施工) 中間育成(セパレート育成) 再生省力(潜砂基質自動洗浄) 選別省力(4G形状選別機) 品質管理(5G重量選別機) 2.「品種改良」(主に食用二枚貝) 40年にわたるアコヤ真珠養殖の経験から、各種貝の品種改良における「育種評価法」を独自に構築(先天的な育種要因と後天的な外部要因をスクリーニング)、採苗業者へ「養殖結果」情報(養殖業者の目的とする品種改良精度が向上しているか)をフィードバックする体制を構築、永続的で実戦的な品種改良手法を構築している。 母貝選別(有用形質) 品質判定(身入度) マガキ(系統管理) シングルシード イワガキ:深いカップの同一形状化⇒規格化 人工採苗(継代育種) ホンミル(形状統一化) イワガキ(選抜育種) マガキ(地場産系統による人工採苗) 3.「分析評価」(事業効率) ICTで構築取得したデータ情報を「水揚げ高向上」に繋がる「有用データ情報」とすべく評価分析。 生産性に直結する有用情報網(Society5.0段階に活用可能な)を整備し、水産物生産に準工業製品的な計画生産性を実現しPDCAによる改善情報としています。 実証見学会 フィールドデータ収集 製品分類(品質評価) 外部評価(モニター調査) 評価判定(O K R) 事業評価(生産性分析) 4.「付着試験」 (試験管理・試験フィールド提供) 防汚塗料・バイオサイト(国内・海外)メーカーの実証試験を受託、フィールドテスター(付着生物の変換や水質などの周辺情報を提供)として、台風・盗難など15年間無事故の実績から、特にロングラン試験など、精度の高い実証データ収集ノウハウを構築している。 施設提供(試験ラフト) 試験管理(フィールド保全) 現場サポート(作業補助) 経過観察(漁網試験) 「販 売 事 業 」 1.「防汚塗料」  二枚貝養殖の種苗生産における種苗貝への付着物防御を目的にスタート  従来の海棲生物付着の事前防御技術は、主に忌避剤(重金属)を使用した化学的な付着阻害で、水質・底質汚染を招きやすいことが問題でした。本製品はシリコンの撥水性に着目・活用し、溶出や沈殿がほとんどない、物理的な付着防止を利用した環境負荷のすくない、安心・安全な技術です。 従来の忌避剤タイプの付着阻害剤は、薬剤が消耗すると海棲生物が付着しはじめますが、本製品を使用すると、塗布面の撥水性により生物の付着強度が低下する為、海棲生物は塗布面への付着と自重による剥離・落下を繰り返し、長期防汚効果が期待できます。 物理的海棲生物防汚塗料 セイフティプロシリーズ 網篭(通常版) 箱物(通常版)上塗 水槽 HB (高性能) 上塗 箱物(通常版)下塗 水槽 HB (高性能) 下塗 網篭 S(高性能) 箱物 F(高性能)上塗 希釈用専用シンナー 箱物 F(高性能)下塗 2.「防汚資材」 洋上での垂下養殖における「養殖実務」において、不可避なフジツボや藻類などの付着物対策として、攻めの養殖につながる「事前の付着防御」を目的とした防汚資材 を独自に開発販売している。 ※現在、発注困難なワンオフ防汚資材の少量生産も受託している。(実績多数: 守秘義務契約可能 ) 養殖資材への防汚施工 各種ワンオフ資材の製造販売 収穫篭 (タイラギ) BST バスケット(カキ) ヤサイ篭(アサリ) 蛙又連段篭(ホタテ・マガキ) 沖出し篭(トリガイ) 高耐久亜鉛メッキ鋼管筏 食害防止ネット(タイラギ) 波浪対策 涙滴型 フロート筏 塗料試験板設置枠 SEAPA バスケット(カキ) コンテナ (トリガイ) ラッセル連段篭(ホタテ・マガキ) 沖出し篭(アカガイ) 防汚フロートカバー 食害防止ネット (アサリ) 波浪対策 半水没 水中筏 耐塩メッキ鋼管 仮設 試験筏 育成コンテナ(ユウレイホヤ) 垂下コンテナ(タイラギ) 育成コンテナ(タイラギ) 3段 ポケット篭 (タイラギ) 沖出し台形篭(アコヤ) メッシュフロートカバー 樹脂被膜鋼管筏(タイラギ) シングルシード専用フロート筏(マガキ) 高耐久コンポーズ筏(タイラギ) 3.「優良種苗」 大型を10月導入 ・高水温(6~8月)・台風( 7~10月)時期を回避) 高額なシングルシード種苗導入リスクを回避する為に、独自に中間育成業者(斃死リスクの低い地域で)を育成し、分業制を構築し、実績を上げている。優良種苗とは死なない事が最優先。近年は春先の採苗が不調で納品時期が遅くなる傾向があり、養殖業者としては、納品時期が遅く種苗が小さい貝は導入し難い。 中間育成済み大型種苗・主に食用二枚貝 マガキ アカガイ タイラギ タイラギ マガキ選抜種 アサリ セトガイ イワガキ ヒオウギ トリガイ 「役 務 委 託」 1.観測調査(業務委託) 水温・比重・Do・餌料・調査 テレメータ 整備管理 プランクトン採取 データ回収・機器メンテ 定量化・検鏡・撮影 成長データ計測記録 分類・同定・補助 漁場調査用 ROV (最大潜水深度30m) 試験観察用 ROV (最大潜水深度15m) 浅海漁場 詳細調査 (写真) アカガイ食害防止ネット観察(写真) 天然真珠漁場 広範囲調査(4K動画) アカガイ沖出篭通水確認広域(4K動画) 2.中間育成(業務委託) 分殖・越夏越冬の漁場移動・梅雨時期の低比重対策の深吊 高水温対策 深吊(タイラギ) 低比重対策 移動(タイラギ) マガキシングル種苗分殖(入数調整) 身入対策 浅吊(マガキ) 抑制 篭替移動(アコヤガイ) シングルマガキ機械分級(形状選別) 低比重対策 深吊(アカガイ) 低比重対策 移動(カキ) マガキシングル(垂下指導) 3.資材防汚(業務委託) 防汚対象資材へ施工・施設・収容器など 高密度育成装置 (カキ) 食害防止ネット(ナルトビエイ) PEロープ(養殖筏幹綱・描索) 鉛直攪拌器(タマカイ) 稚魚生簀(タマカイ) フロートカバー(KP浮体) 試験資材(コンテナ) △提灯篭(カキ) 試験コンテナ(ユウレイホヤ)  4.資材再生(業務委託) 養殖資材のメンテナンスおよび再生 潜砂性二枚貝(アカガイ・トリガイ・タイラギ・ミルガイ)アンスラサイト基質の洗浄再生作業の自動化 工事中 Manufacture and sale of aquaculture materials If you would like to know more about our business, please visit our old website. Detailed information (old website) We sell aquaculture materials such as the underwater antifouling paint "Safety Series" developed by our company and aquaculture cages. We also develop aquaculture materials that meet customer needs.

  • 株式会社 西海養殖技研 海洋環境保全技術と付着物対策 | 付着物対策

    Saikai Laboratory of Aquaculture and Technology Co.,Ltd 株式会社 西海養殖技研 会社紹介 「養殖資材の開発・提供」「漁場の活用指導」「養殖技術開発の請負」と言う三部門を経営の柱とし「新規漁場開拓」「施設建設」「自動機器導入開発」「育種評価法構築」「付着物対策」「各種研究事業」などのコンサルティングを展開しています。  環境に優しい有害な忌避物質を使用しない非溶出型の次世代型「海棲生物付着防止塗料セイフティプロ シリーズ」と「貝種ごとの防汚技術導入ノウハウ」を独自に開発し、製造販売元として提供しています。  40年に及ぶ養殖実務経験と上場企業での組織経験を活かし、有用な経営資源に繋がる分析と評価を得意としています。                      代表取締役 北原 実穂子 会社紹介 Business content Manufacture and sale of the in-house developed physical marine organism adhesion prevention paint “Safety Pro Series” and the product.make use We publish our environmentally friendly aquaculture know-how and provide consulting services for the manufacture and sale of antifouling containers and antifouling materials needed by governments and companies both domestically and internationally, as well as the development of aquaculture technology. Regarding shellfish cultivation technology that conserves the marine environment, we have a large number of applications across the country for use as antifouling paints and original antifouling aquaculture materials, such as single seeds for sea oysters, scallops, clams, Pacific oysters, and Japanese oysters. As a manufacturer and distributor of antifouling paints, we are considering international expansion in the future, and are expanding export sales through trading companies as part of our ``overseas expansion of environmentally friendly aquaculture technology that utilizes paints that physically prevent adhesion of marine organisms.'' We are currently planning and preparing a sales system. In recent years, we have also been involved in antifouling defense nets to prevent jellyfish from entering the primary cooling water intakes of thermal power plants, long-term antifouling of power transmission cable sheaths, and commissioning of static demonstration tests of antifouling materials in the sea. We also support major companies in developing new businesses in the fisheries field. Click here for details 業務内容 製品情報 Product Info (Safety Pro Series) In recent years, damage caused by deposits such as barnacles and sea squirts has become serious, and paint manufacturers are Antifouling paint is on sale. However, existing antifouling paints contain repellents that contain toxins or contaminate the seabed environment, which is thought to have an impact on aquaculture. Therefore, our company uses repellent-free products.We have developed the "Safety Pro" series of antifouling paints that have no effect on aquaculture products, and have received high praise from aquaculture sites for their antifouling performance compared to products from other major companies. Click here for details 養殖・試験情報 Aquaculture/test information The results of our aquaculture and testing using the Safety Pro series are published on our old website. Click here for details お問い合わせ

  • 事業実績 | 株式会社 西海養殖技研

    事 業 実 績 「防汚技術を採用した環境保全型養殖」 国 内 事 例 〇シングルシードマガキ養殖実証事業 「先端農商工連携実用化研究事業」 経産省 中国経産局 - 2012 課題名-「シングルシードカキ養殖法・流通の高度化によるかきオールジャパンブランドの確立」  (広島県・ヤンマー株式会社・かなわ水産株式会社とコンソーシアム)  「東日本震災復興支援」   岩手県(大船渡・三陸山田) 宮城県(仙台・気仙沼) 2012 ~ 課題名-「マガキシングルシード種苗中間育成」「新養殖施設の開発」 「環境保全型マガキ養殖試験」   宮崎(JF青島・内海・フィッシャーマンズ) 2016 ~ 課題名-「カキ類養殖適否試験」 閉鎖浅海地区 〇タイラギ養殖研究に採用  「環境保全型タイラギ種苗中間育成」  長崎(全国水産技術者協会・西海区水研) 2016 ~   課題名-「タイラギ種苗中間育成業務」委託事業 「環境保全型タイラギ養殖試験」 兵庫(高砂市役所・JF高砂・伊保漁協水産研究会) 2016 ~ 課題名-「タイラギ養殖適否試験試験」 浅海地区 〇外来付着生物防御対策に採用 「ヨーロッパザラボヤ対策事業」  北海道(函館・宗谷・室蘭・二海郡) 青森(拓新設計) 2014 ~ 課題名-「養殖篭」・「天然採苗器」への付着物対策 〇養殖浮体構造物への付着物防御に採用  「養殖施設の付着物防御対策」   2013 ~ 課題名-「 二枚貝中間育成装置へ の付着物防御」 ヤンマー造船 (株)岩手・広島・福岡・熊本・大分 課題名-「養殖筏の付着物防御対策」 水研機構 2010~ 「移動生簀」水工研 2011 〇養殖収容器の付着物対策に採用 課題名-「収容器への付着物対策」 水研機構 京大大学院 ヤンマー(株) 福岡県・熊本県 海 外 事 例 〇「物理的海棲生物付着防止塗料を活用した環境保全型養殖技術」の海外展開 「バーレーン王国の資源調査」FS事業に採用 「第1回 Bahrain 天然真珠 資源調査」   一般財団法人 日本国際協力センター (JICE)   2013 課題名「Bahrain天然真珠産業再生プロジェクト」 Bahrain Mumtalakat Holding Company B.S.C. 「東アジアビジネス展開支援事業(実証事業)」  長崎県産業労働部 2015         THE DEVELOPMENT AQUACULTURE OF THE SOUTHEAST ASIAN FISHERIES DEVELOPMENT CENTER 課題名「ミミガイへの穿孔性多毛類侵入防御対策」 フィリピン ( 東アジア漁業開発センター) 課題名「クエ養殖池の鉛直攪拌装置へのフジツボ防御対策」   台湾 「力佳綠能生技有限公司」 「調査研究委託事業」 「第1回 U.A.E 養殖真珠技術調査」 アラブ首長国連邦 Ras AlKhaimah RAK PEARLS 課題名「Ras Al Khaimah,U.A.Eに於ける真珠養殖実態と養殖技術の調査」 「第1回 ミャンマー南部 漁業実態調査」YMF 課題名「ミャンマーに於ける漁獲漁業と養殖漁業の実態調査」 「実証試験補助役務」 課題名「実証試験フィールドの提供および保守作業補助業務」 海外大手バイオサイドメーカー 「防汚効果の持続性に関する実証試験」 課題名「経過観察記録および周辺環境データの収集」 国内大手施工管理会社・国内塗料メーカー

  • 付着防御 | 株式会社 西海養殖技研

    付 着 防 御 海棲生物の付着防御技術 【付着防御に関するアプローチの違い】 1.「工業的」   化学的毒性による殺傷忌避 防御効率優先思考 高効率防御 船舶関連産業 亜酸化銅 酸化亜鉛 毒性による殺傷忌避での付着防御 殺傷効率優先 殺傷成分溶出効果を高める技術 加水分解 自己研磨 水和分解 有効成分溶出に伴う海底への沈降と残留は海底生物環境の急激な変化も伴う  2.「生物的」  物理的 撥水性 付着選択性のある生物では付着「嗜好」で阻害 水産増養殖業 マガキ等の二枚貝養殖業では特に化学的忌避剤は使用不可 3. 「直接的」 「工学」的な基質成分や基質表面形状に求めた試験⇒成貝で評価 「生物」的な選択性や嗜好性に求めた試験⇒付着期幼生貝で評価 4. 「 間接的」 「付着珪藻などによる優先付着物」による付着阻害 「優先付着生物の付着誘引コントロール」 着底防止フィルター(物理的) 〇 他社塗料は船舶船底部などの「船舶関連」への使用を想定し開発。 〇 当該塗料は樹脂系網篭などの「漁業資材」への使用を想定し開発。 ※ 下塗剤と上塗剤が必要で、材料費・施工費を含め高価になり易い。   塗料を防汚対象素材へ含浸させる事による上塗剤の一液施工法を開発。   バインダー樹脂や溶剤の改良で速乾性を達成。 ※ 水産業での使用は施工性を含めコスト圧縮(1液施工など)が進んでいる。 ※ シリコ-ン塗装コスト低減目的の上塗剤「一液」での含浸塗膜形成を完成。 〇 水産業から見る生物的なアプローチ 【付着嗜好性(選択性)を活用した技術】 ※防汚した通水性素材(PE網地)で収容器内の付着期における流速をコントロール。 ➀浮遊幼生が付着基盤に付着する際の「好適付着流速」を阻害。フジツボキプリス 網篭の目合いを小さくする事で収容器内の流速をコントロールし生産物へのフジツボ幼生の付着を阻害 付着流速の選択性を活用 好適な流速環境ではフジツボが付着 好適付着流速を阻害する事で防御 ※ 他社との相違:元々「生物の付着嗜好を研究」生物の付着機構の特性を活用した忌避や誘引技術を開発 【知財情報】  特開2010-57432(P2010-57432A) 平成19年度 農林水産技術会議 先端技術を活用した農林水産研究高度化事業 「大型二枚貝タイラギの環境浄化型養殖技術の開発」 (産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願)【国等の委託研究の成果に係る記載事項】 【発明の名称】 「海洋生物の付着防御器具」 【概要】 食用貝であるタイラギの殻体表面に、フジツボ、イガイ、カサネカンザシや粘着ホヤ、複合ホヤ等の海洋性生物が付着するのを確実に防御する方法及びそれに使用す る防御器具を提供すること。事前に防汚効果を持たせた通水性素材を貝の殻体に密着させて使用することで、(1)付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際の「好適付着流速」を阻害、(2)付着基盤となる貝殻表面の微生物フィルム形成を阻害することにより、フジツボ、イガイ、カサネカンザシ等の蛋白質由来の付着「嗜好」を阻害 (3)加えて「粗密な形状」から平滑性を好む粘着ホヤ、複合ホヤ等を防御する 「生物への影響」 「化学的」な「忌避性」(亜酸化銅・酸化亜鉛:殺傷物材=バイオサイド)の未使用。 「環境への影響」 「溶出タイプ」である「加水分解型」・「自己研磨型」・「加水分解型」ではない事。 付着防止メカニズムが非有機スズ系⇒非バイオサイド系⇒シリコン系である事。 「シリコン系付着防御塗料」の付着防御メカニズム 「非溶出タイプ」で塗膜表面の「物理的」な「撥水性」による付着強度の低減。  「従来型」防汚塗料のメカニズム 「溶出型」 化学的生物忌避剤依存 「次世代型」防汚塗料のメカニズム 「非溶出型」 物理的付着強度軽減 〇 ヒバリガイ 学名:Modiolus nipponicus (Oyama, 1950) ヒバリガイの付着防御試験 (天然種苗稚貝を使用した防汚処理区と未防汚区への強制付着試験) 天然種苗を採苗器でトラップ レンガを使用した付着板 左:直接防汚   右:間接防御 付着器を芯として均一に付着 吹付による防汚塗装 足糸で付着 ドブ漬けによる防汚 防汚収容器を使用した強制付着 15日経過 直接塗布 間接防御ともに付着防御効果を確認 〇 カワヒバリガイ 学名:Mytiloida Mytilidae Limnoperna fortunei(Dunker,1857) 工事中

  • 中間育成 | 株式会社 西海養殖技研

    中 間 育 成 カキ類(イワガキ・マガキ)の中間育成時の省力化技術 〇 高密度養殖 管理の省力化技術 ②脱塊作業を不要とする殻のキャップ形状化    防汚収容器で育成する事で、網地の付着物による流通阻害が無く、養殖器内での餌料環境が平均化する為、高密度飼育(上下重ねての飼育)が可能となる。防汚収容器で育成する事で、シングルシード種苗初期段階でキャップ状の殻形状を形成し、飼育篭の波浪などによる上下運動する際に、物理的に右殻が常に上を向く状態を形成する。常に上下の整合性を得る事で収容器内でのイワガキ同士の固着を防ぎ、脱塊作業を軽減可能とした。※左殻は固着したがり、右殻(稜柱層)は付着を防御する傾向が強い性質を活用し、防汚処理した網篭とキャップ状外殻の種苗を組み合わせる事で、特別の操作無しに、高密度飼育、形状均一化、身入り度の平均化を高い確率で達成出来る。 収容器内の貝同士の「集塊」対策+「食害」対策 防汚収容器+食害防止ネット+キャップ形状形成によるセパレート養殖方法 タイラギの潜砂行動を助長する中間育成技術(斃死対策) 干出漁場で梅雨時期の降雨による比重低下(タイラギは完全に閉殻できない為、特に浸透圧変化に弱い)に対応する為に、海底基質に浅砂する事で急激な環境変化に対応して生息している。(干出漁場においてはタイラギ生息域の潜砂し易い基質組成は重要)干出しない浅深漁場においても環境変化の大きい夏場(低溶存酸素)は潜砂している。海底土壌が浅砂困難で海底から露出するとフジツボなどの付着物やポリキータなどの寄生虫侵入により高い確率で斃死に繋がる。タイラギ自ら浅砂をする為に海底基質内ですっぽ抜けを防ぐアンカー効果を得る為に大きめの基質(サルボウ貝殻片など)に足糸で付着して高いアンカー効果を得て潜砂している。海底に流れがあり高比重の貝殻片などが露出した上に柔らかい基質が堆積している漁場には大型貝の生存が多くみられる。夏場に小型(殻長15㎝位)のタイラギの立枯れしている漁場でも浅砂環境が整っている場所は潜砂して生存が見られる。貧酸素水塊が広範囲に形成されていても基質に深く潜砂する事で少数ではあるが生存する事が確認された。良好な浅砂環境を養殖器の中で人工的に作出する事(足糸付着板の設置)で海面からの垂下養殖においても生残を可能とする技術を開発した。 自然界での潜砂状況 周囲はウミヒバリガイのマット 開閉により基質上に上昇 自然界での潜砂状況 抵抗の大きい貝殻などをトラップ 同じサイズの貝が集中 潜砂困難 立枯れ斃死 垂下養殖 底面付着器設置 垂下養殖 立枯れ斃死 足糸で基質を大量トラップ 垂下養殖 フジツボ付着で開閉困難 ザルを通し足糸で基質をトラップ 「底面付着器」設置で収容器に設置したアンスラサイト基質への安定した潜砂が可能となり、立枯れ斃死が大幅に減少 〇 潜砂性タイラギの垂下養殖技術  貧酸素水塊 低比重 基質への潜砂困難(立枯) 対策 洋上浮体施設(竹筏・フロート筏)から底面付着器を使用した防汚収容器で垂下育成する事で、タイラギの安定生産を達成した。貧酸素水塊や低比重など環境変化の大きい海底から切り離し中層へ垂下する事で生存率を高める技術を開発した。 付着物対策としては貝に無害なシリコン系防汚塗料による収容器への防汚加工する事で対応した。 立ち枯れと言われる貧酸素などによる海底からの飛び出し斃死への対応は、収容器の基質内底面付着器を配する事で、タイラギ自体の潜砂能力(環境変化時には基質に深く潜砂する事で回避)を高め、高い生残率を確保出来る技術を開発した。※成長に伴い潜砂の際に足糸が掴む粒度の大きい基質(サルボウなどの殻片など)が無い漁場で立ち枯れ多発。 水深5m 垂下養殖風景 上面の表面積を二倍にしたザル蓋 左:付着器 無し  右:付着器 有り 底面付着器 有り 潜砂 特許概念図 トリカルネットに足糸付着 防汚収容器 3ヵ月経過 人工採苗貝による量産タイラギ 養殖タイラギの閉殻筋 水質環境変化の少ない洋上のフロート筏を用いた「基質養殖によるタイラギの量産」が可能となった。 〇養殖実態の把握による計画生産(工業製品生産に準じる数量把握とグレーディング) 「あこや稚貝の中間育成技術」省力化 平均化 斃死対策 ※ 初期段階からサイズを揃える事により、貝自らの移動拡散嗜好の助長に繋がり、成長効率が高くなる。 篭網防汚=網への付着防止 付着器を芯として付着拡散 貝自ら立体的に移動拡散 成長差により大小混在 大サイズの貝から移動拡散 貝自らの移動拡散で平均化 貝同士の付着による変形防止 高密度飼育の弊害防止 〇中間育成時の付着物防御(付着器+収容器極細網目の防汚による好適付着流速コントロール) フジツボ付着時の付着基盤選択性を活用した付着防御 「付着嗜好」 付着生物の付着要因である「付着流速」と「基質表面」 ①「付着流速」付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際、好適付着流速が存在する。 ②「基質表面」フジツボ、イガイ等の蛋白質由来の生物は付着基質表面の微生物フィルム形成が要件となる。 ③「基質形状」 粘着ホヤ、複合ホヤ等は平滑性を好む付着嗜好が認められる。 ※ 「硬度=安定感」の異なる付着器と「防汚」収容器との組み合わせで、貝自らの移動拡散嗜好(成長に伴いより安定した付着基盤を求め移動拡散)助長し、6月~9月の水温上昇期及び高水温時期に重なる分殖作業=ストレスとなる剥離採集作業を不要とする事で、懸案の高水温時の中間育成稚貝の斃死リスクを大きく軽減、加えて分殖作業の「省力化=挿核作業と重なる繁忙期」、同一サイズの稚貝が自ら移動拡散=揃う事により、サイズ混在に比べ、高い生産効率が期待出来る。 収容器の網篭防汚処理➡通水長期確保➡収容網篭内面への移動拡散困難➡付着器を芯とした種苗貝の強制付着➡成長に伴い付着器上で自ら移動拡散➡7~9月の高水温時期の分殖操作を無くす事による斃死軽減+省力化+平均化 選択性の有る付着生物の収容器内防汚メカニズム 防汚PEラッセル網篭+専用付着器 アコヤ稚貝 3ヵ月 稚貝表面に付着物無し 左:防汚 右:無し フジツボが付着した稚貝 マガキへの付着防御 アカガイの付着防御

  • トピックス | 株式会社 西海養殖技研

    ト ピ ッ クス 〇 スマート養殖(水産コンサルティング事業)  弊社は長期にわたるアコヤ貝養殖における経験と自社製品を活用した二枚貝全般に有用な独自のノウハウを有しており、養殖物のみならず関連資材等に至るまで適切なアドバイスを行い、ソリュー ションを提供をしています。「ICT」で構築取得したデータ情報を「水 揚げ高向上」に繋がる「有用データ情報」とすべく評価分析をします。 当社は独自に生産性に直結する有用情報網(Society5.0段階に活用可能な)を整備し、水産物生産に準工業製品的な計画生産性を実現しPDCAによる改善情報を提供 データロガー データ集積 データ解析 〇 養殖技術支援事業(養殖期間 の短縮) 二枚貝類の「中間育成」業務などを得意としています。近年、海洋環境 の変化により、夏場の養殖初期段階での種苗の大量斃死が目立ちますが、弊社の中間育成済み大型種苗を導入する事で、養殖期間の大幅な短縮による斃死リスク対応と独自の抑制技術により、可食部分を短期肥育するノウハウをもって、新規参入業者の方々の養殖事業の技術支援をしています。 先端農商工連携事業(広島) 東日本震復興支援(宮城) シングルシード講習会(鹿児島) 〇 無給餌養殖 (Non-feeding aquaculture) 次世代のタンパク質生産手段として、特別に給餌を必要としない洋上での有用二枚貝類養殖を推奨しています。給餌養殖は近年、グローバル化による為替変動や世界規模の温暖化などの気象 変動により、採算性に大きな影響を受ける時代となって来ました。給餌の採算効率ばかりではなく、残餌沈降に よる海底汚染も大きな問題となって来ています。(自家汚染)高水温時の海底の自浄能力は、海底土壌内の好気性細菌の活動によりますので、近年の温暖化による海水温の上昇は、海水中の溶存酸素の低下とともに大きく自浄能力を減じています。無給餌養殖は自然界に 存在する浮遊プランクトンを餌料として いますので、経済的にも技術的にも取組み易い養殖と言えます。 〇 温暖化対策 (Global warming countermeasures)  温暖化に伴う夏場の漁場水温上昇など、生存限界を越える夏場の水温上昇は、従来からの同一漁場で「通年漁場」としての成立を困難とする時代を迎えつつあります。 (水温上昇に連動する心拍数と呼吸活性の上昇に伴う「体力消耗」と海中溶存酸素量の減少が複合し影響大。) (短期間での急激な水温上昇時期の網篭掃除や分殖作業、密植は、体力の無い稚貝の大きな斃死原因に繋がる) (夏場は大きな貝から斃死⇒ 呼吸活性>貧酸素 、高水温になり難い外洋性漁場での大型貝の越夏は生残率高い) 夏場の高水温対策(特に種苗生産)として、下記のアプローチで対策実績を上げています ①「負荷軽減」高水温時に貝の負担となる、網篭洗浄や分殖などの海事作業を回避する (※網篭の防汚で、高水温時の洗浄・篭替などの貝への負荷を回避。貧酸素対策として収容密度を低く設定) ②「漁場移動」適性水温漁場への「越夏」移動  生残重視の概念(餌料環境優先からの脱却)高水温時の溶存酸素量低下 (※高水温になり易い内湾奥などの浅海閉鎖環境から、急激な水温上昇変化の少ない外洋性 漁場へ事前に移動) ③「垂直移動」内湾でも水深が深く鉛直交換のある漁場では、同一漁場で深吊により避難 (※鉛直交換の少ない漁場では底部の貧酸素水塊の形成のモニタリング必須) ④「魚種変換」ヒオウギ養殖の北上(冬場の水温上昇で越冬が可能=温暖化対応) (※ ホタテ養殖南限の代替へ期待。) 〇 炭酸固定反応 (carbon fixation) バイオミネラリゼーション (Biomineralization)   事業によって排出されたCO2などの温室効果ガスを、クリーンエネルギー事業(排出権購入)による削減活動として、排出企業自体が貝類養殖に乗り出す事で、CO2を貝殻として固定し相殺削減する事を推奨しています。自然界における炭酸固定反応一つとして、食用二枚貝生産の副産物(CO2削減)として新規の「有価性」に繋がる可能性があります。殻体形成時に海水中のCO2を吸収、殻体成分のCaCO3として固定するバイオミネラリゼーションとして活用することで、クリーンエネルギー事業の実益と生産コスト低減に直結し、競争力のある「優良な経営資源」に繋がる可能を秘めています。弊社は既に全国で多様な貝類養殖実績とフィールド情報を有しているので、スタート時から優位な事業展開が期待出来ます。 工事中 工事中 工事中

  • 養殖技術 | 株式会社 西海養殖技研

    養 殖 技 術 「養殖産業の課題」 ①計画生産(生産実態の把握:粗放的養殖➡集約的養殖:生産量および品質のコントロールと表示基準の確立) ②技術開発(貝:選抜育種による優良品種作出・専用収容器および付着物対策と省力化) ③経費圧縮(種苗単価の低減:生産性向上:選抜付着と付着物防御効果を活用) ④市場開拓(新商品開発と国際流通を見据えた品質の国際規格化) 流通的見地から養殖業に求める供給体制 「産地の生産者と連携した、新しいサプライチェーン構築」 実証事業例の紹介 「先端農商工連携実用化研究事業」 課題名-「シングルシードカキ養殖法・流通の高度化によるかきオールジャパンブランドの確立」 経済産業省 中国経産局 2012 (株)西海養殖技研、 広島県、ヤンマー(株)、かなわ水産(株)でコンソーシアム 〇 生産性向上 (Productivity improvement)  養殖生産において、生産性向上の必須要件となるのは、生産物のサイズ規格の標準化技術である。種苗段階から「形状選別機」でサイズ分けし、サイズ毎に「選別育成」する事で、生産規格の平均化を実現し、出荷時に「サイズ別」で「重量選別」する事で剥身せずに生きたままの状態で「身入り選別」が可能となり、規格外の不良品は生きたまま「再生産」に廻す事が可能になるので、最終的な出荷効率が高くなり、高い養殖生産性の向上が実現する。 シングルシード 量産システム(形状・重量・グレーディングによる生物生産手法) 形状選別(形・サイズ) 形状・分級機 サイズ選別(大中小) サイズ別に育成 重量選別 重量・分級機 同一サイズなので殻付きのまま身入り度を判別可能 エラー品を再生産する事が可能で高い生産効率向上に寄与する ※ 殻付き牡蠣(生貝)の生産において、従来困難であった品質(身入りの精度)確認を剥身せずに達成可能となった 「数量」「質」共に不明な(粗放的)カルチベーション+裸吊り ホタテ貝殻に付着した「連」の状態で竹(コンポーズ)筏から垂下する養殖方法。 人工採苗による種苗生産 竹筏から連で垂下 ホタテ付着板で連組 貝殻に付着したまま成長 養生 機械による脱塊 厚種 密植状態 手作業による脱塊 ※ 問題点: ・「量」養殖実数の把握が困難( 養殖初期段階の食害 ・ 波浪時の脱落 )➡ 計画生産が困難 ・「質」付着状況に起因する外観および肉質の統一性が低い ・「手間」ホタテ板からの脱塊作業に手間がかかる ※ 出荷時まで養殖実態の把握が困難で計画生産性が低い 「数量」「質」共に明確な(集約的)シングルシード+防汚篭育成 一粒ごとにセパレートした種苗段階から、収容器に入れ、垂下する養殖方法。 FLUPCY 育成 殻体成長を優先 左殻は下 右殻は上 カラム内で高密度飼育 セパレート養殖 形状の平均化 篭養殖でリンペン成長 高密度でも集塊しない 形状選別後定数化 初期のキャップ形状形成 上下の整合性で固着無し 供擦りを必要としない ※ 問題点: ・牡蠣類は収容器の中で貝同士の付着により「集塊」を形成するので、物理的な成長阻害を起し易い ・種苗単価が高価な為、生産歩留まり次第では養殖初期段階から採算割れを起し易い ・収容器が必要な為、余分な資材償却経費が掛かる。 〇国際流通規格 (International Distribution Standards) 「国際流通に適した規格表示可能なマガキ」 ・急速冷凍:IQF( Individual Quick Frozen )ラインの構築 従来の緩慢冷凍 (Giftbook Quick Freezing) に比べ、食品細胞の破壊を抑制、鮮度維持に有利 ・異物混入検査(Contamination inspection )の前処理システム構築 ※ 生産ライン上の異なるメーカーの検査機器の処理スピードの同調(シンクロ)と搬送システムの構築が重要 搬入システム クリーンルーム化 IQFトンネルフリーザー 投入風景 異物検査装置 フリーザー制御盤 異物検査制御盤 セパレーター シンクロ装置 搬送機 重量選別機メーカー IQF重量選別機(供給装置付)150個/min×2乗 18,000個/h 選別(5ランク+規格外)DSG5500W-5R-P400-4K3-YAF07-HP 〇 新商品開発 (New Product Development) 「一口岩牡蠣・夏牡蠣」(従来品と競合しない新商品を安価に生産供給し市場を拡大) ・岩牡蠣の既成概念からの脱却➡小型=養殖期間の短縮=生産性向上➡真牡蠣と同価格帯で市場参入 ・既存の岩牡蠣(大型)との競合回避➡春で終了の真牡蠣の延長商品➡夏牡蠣食市場を新規形成 ・シングルシードにより計画生産及び安定供給形態を構築➡商品流通の「量」が確立 ・独自のグレーディング・キャップ形状により、均一性の高い養殖を実現➡商品流通の「質」が確立 (天然採苗による安価な自家生産のシングルシード種苗と養殖初期からのグレーディング) ・カキ礁➡劣化ホタテ貝殻で天然採苗➡防汚篭内で自ら剥離(省力化)➡疑似シングルシード ・食害防止網篭育成➡大小選別(機械篩)➡計画生産を実現 ・生産物の現状把握=準工業製品的な計画生産性➡「量と質」の明確化➡計画流通の実現 ・国際流通には価値観共有の為の明確なグレーディング規格構築が必須要件 工事中 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。

  • 波浪対策 | 株式会社 西海養殖技研

    波 浪 対 策 東日本大震災復旧に関する事例紹介 基 本 概 念 1.「波浪に逆らわず、波浪を受流す」フレキシブルな養殖 施設の構造を策定 ※波浪に「対抗」する為に高い安全マージンを施設に設定する事は無意味=想定を超えると崩壊 ※目的は施設の損壊防止ではなく、生産物の散逸や損壊を防止する事が重要 2.「浮体構造物の簡素化」 垂下物重量を軽減する事で波浪による影響を受け難い施設を敷設 ※高浮力は太いロープが必要、浮体施設全てが重厚長大化し、波浪時の抵抗増大➡施設費が高額化 ※生産物の垂下重量や付着物による水中抵抗の軽減を図り、細いセクションでの耐候性を確保 3.被害の早期リカバリー最優先「散逸防止」➡ 「収容器」・ 「早期復旧」➡「 ブロック構造」を採用 ※裸吊りから収容器飼育へ ※養殖設備をブロック化して被害時の損壊拡大を防止、損壊修復時に同一規格資材の使用は優位 波浪被害と復旧を経験してきた漁業者としてのアドバイス 〇台風銀座の九州で鍛えられた真珠養殖施設の「策定」「保全」の知恵(後発の真珠業者として新規漁場開拓にチャレンジ➡従来の真珠漁場とは程遠い外洋性漁場しか残されて無かった➡ロープ・フロートなどの資材・施設構造・敷設手法などの独自開発により設備の耐候対策は完成➡養殖設備が波浪に耐えても、垂下した生産物が影響を受けては無意味➡自然の猛威に逆らう事の無意味さ痛感➡永続的な養殖と言う経済行為の成立が最前提➡養殖設備のコストには限界がある➡近年の世界規模の気候変動において、従来漁場は通年漁場と言う概念は成立し難い時代➡自然に逆らわずアドバンテージのある時期のみ有効に利用➡異なる漁場への越夏・越冬の様な移動を含めた分業体制を構築➡副産物として漁場環境差による成長促進➡餌料環境差による殻体成長促進と肉質肥満を人為的に操作➡同一漁場環境より優位性を得る) 趣旨:東日本大震災の三陸・常磐沿岸の漁港施設、漁船、定置網や養殖施設等の 復旧に際し、調査結果の解析および、漁場保全対策や増養殖業の振興等を目的として、貝類生産に係る最新技術についての情報提供と活用についての意見交換。 「水産業復興・再生のための調査研究開発推進本部の現地対策推進本部第8回検討会」 テーマ「貝類の種苗生産・養殖技術の最新情報」 平成25年1月31日 主催:東北区水産研究所(塩釜庁舎) 工事中 趣旨:今後の津波による養殖施設への被害防止や軽減に向け、新たな養殖施設の導入等に関する情報提供と意見交換 。 新養殖施設の開発に関する講演および検討会 テーマ「新養殖施設の開発について」 平成25年2月1日 主催:宮城県農林水産部(宮城県自治会館) 工事中

  • 安全性 | 株式会社 西海養殖技研

    安 全 性 防汚剤の「成分」別種類 付着防止剤の「メカニズム」種類 付着防止剤の「メカニズム」比較 「溶出型」化学的生物忌避剤依存 「非溶出型」物理的付着強度軽減 シリコーン樹脂の海棲生物に対する影響 初期生活段階毒性試験 試験区 4分割期 対照区 4分割期 試験方法 使用するシリコーン樹脂の生物に対する影響を確認する為に、アコヤ貝(受精卵、浮遊幼生、付着稚貝、成貝)、アコヤ貝の初期餌料となる浮遊珪藻を対象として様々な試験を実施。全ての試験で、生物に何ら影響を及ぼさない事を確認。 試験結果 シリコーン樹脂を1,000mg/L 濃度で飼育海水に添加、卵割異常は見られない。 試験地 田崎真珠株式会社 養殖本部 あこや研究開発課 急性毒性試験 試験方法 5L水槽中で、アサリ、ヒメダカを飼育し、シリコーン樹脂原体を添加し、試験実施 試験結果 アサリ  :49時間および96時間LC50値は共に1,000mg/L以上であった。  ヒメダカ :49時間および96時間LC50値は共に1,000mg/L以上であった。 試験地 (財)日本冷凍食品検査協会 1)魚類急性毒性試験とは、当該物質の魚類への短期的影響から、生態系への安全性を見ようとするOECDが定めた国際的な試験。 2)LC50値の数値が高いほど,環境安全性高い。 ※一般に100mg/L 以上であれば毒性はないとみなされ、数値が大きいほど安全性が高くなります。 畜毒試験 マダイ 試験方法 シリコン系防汚塗料を塗装した陸上水槽 でマダイを3ヶ月間飼育、マダイ全体をす り潰して、シリコーン濃度を測定。 試験地 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産大学校 ハマチ 試験方法 シリコン系防汚染料で網染めした海上生 簀でハマチを6ヶ月間飼育し、筋内部、 肝部のシリコーン樹脂濃度を測定。 試験地 鹿児島県垂水・三重県尾鷲市 海水溶出試験 試験方法 シリコーン樹脂を塗布した陸上水槽に海水注水、3日後に採水。 試験結果 原子吸光光度法にて海 水中のシリコ-ン濃度を計測 したが、検出さ れなかった。 試験地 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産大学校

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